抜け殻。

2000年9月28日
 昨晩8時に目覚ましをかけたのに、全然起きる気がしない。そりゃそうだよね、昨日寝たのは明け方の5時なんだから。ずっと栗実と話してた。麗蘭と話し終わってすぐ、栗実に折り返しTELをいれる。麗蘭と喧嘩してたせいもあってか、妙に会話がはずむ。麗蘭とうまくやれてる時は麗蘭と楽しく過ごし、そうじゃない時は栗実との会話を楽しむ。いつからこんなことをしてるんだろう。恋愛でさえないこんな空虚な関係を作って。

 とりあえず寝てるのにも飽きてきたので、仕方なく起きる。午前10時。たまっている洗濯をする。
ご飯も食べず、暇つぶしにチャットなどをしてみる。でもこんな時はうまくいかない。チャットがつまらない。ただ頭だけが疲れていく。新宿にでも行こうと思ってたけど、その気も失せた。どうしよう。僕はただの抜け殻。

 気がついたら陽が傾きかけている。なんとなく洗濯物をとりこんで、お茶を淹れてみる。その暖かさも、僕の心の奥まで温めることはできないようだ。

 午後8時。焼きそばなんか作ってみる。何もしなくても、食べなきゃ死んでしまう。なんとなく流し込んだ。
 
 午後9時。ちょっとやくざな友人から携帯にTELが入る。今日唯一の着信。こんな僕にも友達がいたらしい。ここしばらく僕の身にあったこと全てをぶちまけてみる。だからと言って、僕は彼を全面的に信じてなんかいない。彼は僕の全てを知らない。知らないからこそ話せる。不思議だけどそんな感じ。話したからって起こってしまったことは変わらないのに。

 午後11時半。麗蘭からのTEL.家電が鳴る。僕はちょっとうれしくなってたかもしれない。話してて楽しかった。でも僕は彼女を裏切っている。寂しくていろんな人を求めてる自分と、寂しがってるぴんちゃんを満たしたい一途な自分がいる。できるなら彼女を傷つけたくない。でも浮気で子供まで作ってしまった事は変えようがない。僕はこの嘘を一生ついていくのだろう。しかし・・・「ごめん」としか言えない。栗実にも麗蘭にも、他の人にも・・・

 栗実からの電話には、今日は出なかった。麗蘭との電話の途中だったし、留守電に残ってた栗実の声は優しかったから。僕は栗実の優しさに甘えた。まるで、「今日の栗実には俺は必要ない」とでも言うように。僕は強いのか弱いのか、それさえ自分ではわからない。

 

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